Column

べんもうコラム

  • 2025.11.10

    困った時の天明寺!という姿勢

    天明寺で「永代供養」と「合祀墓(ごうしぼ)」の提供を始めた当時、こうした取り組みを行っているお寺はほとんどありませんでした。

    きっかけは、境内で墓地の造成工事を進めていたときの出来事です。

    地元の石屋さんに、天明寺で新しいお墓を建てたいという方を紹介していたのですが、ある日その石屋さんがこう言ってくださったのです。

    「いつもお世話になっているから、境内に何かお役に立てるものを寄付させてください。」

    その言葉を聞いて、私は迷わずお願いしました。

    「では、永代供養墓を作っていただけませんか?」

    当時、境内には“供養塔”がひとつあるだけで、そこはお参りの場所としてはありましたが、遺骨を納めるスペースはありませんでした。

    「お墓を持たない方」「家族に迷惑をかけたくない方」「一時的に預かってほしい方」──

    そんな声を聞くたびに、いつかこの場所にも“誰でも安心して納められる場所”を作りたいと考えていました。

    石屋さんのご厚意で、まずはその供養塔のそばに、遺骨を納める小さなお堂を新設。

    これが、天明寺の永代供養墓の第一号となりました。

    最初は石屋さんの寄付によって作っていただいたものでしたが、そこにはさまざまな事情を抱えた方々が集まりました。

    合祀を希望される方、永代供養を望む方、一時的なお預かりを希望される方──

    みなさんの思いはそれぞれで、「ここに納めたい」という願いを、ひとつひとつ丁寧に受け止めてきました。

    ただ、利用が増えるにつれて、次第に場所が足りなくなっていきました。

    「もう少し分けてあげたい」「もっと安心できる形にしたい」

    そう考えた末に、永代供養墓を増設し、最終的には三つの塔を建てることになりました。

    さらに、お預かりしている遺骨をより丁寧にお守りするために、事務所前に“遺骨の一時預かり専用のお堂”を新たに建立。

    これにより、納骨までの期間もきちんとお参りができる環境が整い、多くの方が安心して相談に来られるようになりました。

    こうして少しずつ形になっていったのが、天明寺が大切にしている「困った時は天明寺!」という姿勢です。

    お墓がない方、家族と考えが違う方、納骨や供養の形に悩む方──誰もがそれぞれの事情を抱えています。

    だからこそ、私たちは「こうでなければならない」と決めつけることなく、一人ひとりの想いに寄り添いながら、最善の形を一緒に考えるようにしています。

    “困った時に思い出してもらえるお寺”でありたい。

    その思いこそが、天明寺の原点なのです。

    ※YouTube更新しました

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