-
2024.07.02
立て直し経営哲学
弘法大師(空海)の言葉13選
YouTube動画にて弘法大師(空海)さんの言葉13選を例にお話ししています。
1. 人は、自分のなかに宝を持っていることを知らず、過ちをおかす
本来の自分の中に宝がある。宝とは自分の価値に気づき、それにフィットした方向でことを起こさないと、何をやってもうまく行かないのは当然かもしれません。
2. 物事を得た、達したと自ら決めてしまえば、そこで終わってしまう
人間的に成長をする、富を築く、知見を広める。どの道も、進み続けるのも歩みを止めるのも結局は自分次第ということだと思います。自己成長も自分で決める。
3. 人を待ち、時を待つ
出会いも結果も、すべて、来るべきタイミングがあるということですね。したがって、待つ時は待つ。焦っても何も変わりません。状況の判断、世の中を見通せ。動くか動かないかの判断。
4. 嫉妬という心は、他人と自分を立て分けることから生じるものである
弘法大師さまは、嫉妬心というものほど最悪な心はないと言います。この気持ちは自分自身の成長を妨げ、人の足を引っ張るような気持ちにつながる。成功は他人との比較で手に入れるものではないということです。
5. どんなに良く効く薬でも、飲まなければ効かない
シンプルにて実に正論。出会いも機会も、行動に移して行かないと何も始まりません。知っているだけではだめ。
6. いつまでも愚かなままではない。時が来れば花が咲く
あまりに思い通りにことが進まない、ひどい状況に直面しても、来るべき結果は来るべきタイミングで出るということ。信じて進む、強い気持ちこそ成功の原動力かもしれません。
7. 環境というものは、自分の心のあり方によって変化するものである
現実は現実ですが、それをどのように捉えるかによって人は全く異なる経験をします。成功のための環境というものは、自分自身が主観的に作り上げるもの。
8. 始めあり終わりあるは、この世の常の理、盛者必滅はすなわち人のさだまれる則なり
人生には終わりがある。そしてその終わりに向かって今がある。
この当たり前の摂理を、日々の生活の中では忘れがちですね。人生には必ず終わりがある。そしてこの一瞬一瞬を大切に生きる。この原点をときに思い出すことは、大きな視点での人生成功のために有用かと思います。
9. 蜜柑は冬の冷たい霜に遭ってさらに色づく
果実ができるのにはそれぞれのタイミングがある。そして、より厳しい環境でそれはより充実した果実に育つ。本当の成功という価値ある果実を手に入れるには、困難はつきものです。
10. 心病の元はただ一つ、無明これなり
知らないということは非常に大きなハンデキャップです。知ることによって余計な不安や心配は軽減することができます。自らの成功の道を積極的な気持ちで進むためには、学んで知識を積み重ねることに大きな意味があることと思います。
11. 仏教の最高の智慧とは、決断し、選びとること
仏教では、智とは決めて選択することを指すのだそうです。その決断力こそ最高だと教えているのですね。事業も人生の選択もすべて決断と実行の連続です。その間に障壁が立ちはだかり、また考えて決断して進む。その先にあるのが成功という領域であると解釈することもできます。
12. 欲の矢は、あらゆるものを救いたいという情熱も含む
弘法大師さんは欲というものを悪いものとはして否定しません。すなわち、人への施しや他人を救済したいと思う気持ちも、いわば欲望であるということですね。つまり、欲求を良い形に振り向けることが重要と解釈できます。
13. 心暗き時、すなわち遭うところことごとく禍なり
心が暗いときは、マイナスなことばかりが起きてしまう。自身にも心当たりがあるところです。たとえ、どのような状況に直面しても、常に前向きなマインドでいることが、次の明るい材料の引き寄せにつながるのかもしれません。